正剛館について
正剛館について
京都武徳殿
正剛館の発足は昭和20年に館祖多田正剛先生が敗戦による政治経済の混乱の最中、次代を担う青年たちの精神的虚脱に、火の意思と鉄の体軀を与え、民族の誇りを蘇えさせねばならぬ事を確信し、京洛の一角に心身鍛磨の正剛館道場を創立したことに始まる。
当時京都を中心に多くの道士の増加と道場の増設の機運にあり、更に各大学に正剛館所属の空手道部が創部され、全国各地にも多くの正剛館道場が設立された。その後、海外支部の設立の好機に恵まれる事となった。
正剛館 海外支部の歴史について
現在
現在も館祖の意志を引き継ぎ青少年の健全育成を理念に全国各地において活動している空手道団体である。
正剛会の大会をはじめ、各地区での大会や全日本少年少女空手道選手権大会及び日本空手道連合会の大会において輝かしい成績を残している。関西を中心にした所属大学空手道部においても活躍が期待される。
日本空手道連合会に所属している。
道場訓
空手道は自己の人格完成をめざしての精神道であることを片時も忘れず真心を籠めて練習養丹の効果を充分に挙ぐるよう努むること。
絶えず礼儀作法の真の意味と方法を良く辨へて、苟くも単なる体力養成の体育或いは趣味程度に堕しない様に挙措 動作 言語 着装に注意し特に暴慢 侮礼 乱恬などに流れないよう心掛けること
始めには全員揃って師範を待ち、練習始まれば最後まで共に相励むの雰囲気を崩さず、終わりには師範に対する感謝の心と、お互い同志の謝意の気持をもって終ること。
誠実 不屈 謙虚。