福岡本部道場
福岡本部道場 圓應寺道場
FUKUOKA- HONBU
師 範 三木 和信
福岡市中央区大手門 3-1-7 圓應寺
稽古場所 : 圓應寺道場
TEL 092-761-1454 FAX 092-761-1461
ホームページ http://ennouji.or.jp/
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当時は照福山顕光院(しょうふくざんけんこういん)と号し、京都知恩院(ちおんいん) に属す。 開基は天蓮社眞譽上人見道和尚(てんれんしゃしんよしょうにんけんうかしょう)である。
照福院殿は播州志方(しかた)の城主櫛橋豊後守伊定(くしはしぶんごのかみこれさだ) の娘で天文22年1552年の生まれ。永禄21年(1566)16才で 黒田孝高(よしたか)に嫁し長政(ながまさ)を生んだ。戦国時代の武将の妻らしく 前半生は波乱に満ちたものだったという。
寛永4年(1627)8月26日,75才で福岡城で亡くなり照福院殿としてこの寺にまつられた。 寺は昭和20年の戦災にあい、戦後の都市計画で墓地が道路と公園にかかったので 照福院殿の墓は崇福寺に移された。 寺内には昭和55年建立に供養塔がある。
墓地は冨禄武家の墓が多く、黒田節の作詞をした国学者二川相近(ふたがわすけちか), 黒田25騎の桐山丹波守(たんばのかみ),更には国士無双といわれた玄平社 頭山満(かしらやまみつる)翁の墓もある。
黒田藩との関係から、孝高よしたか公には本尊阿弥陀如来像(快慶かいけい作) 長政(ながまさ)公からは月俸および白銀、 忠之(ただゆき)公 から知行(ちぎょう)百石, 継高(つぐたか)公 からは早良郡七隈(さわらぐんななくま)村に二万二千坪の 土地を拝領。
寺宝として弁財天一体、大黒天一体がある。弁財天は弘法大師(空海)の直作で、大黒天は 伝教大師(最澄さいちょう)一刀三礼(いっとうさんらい)の彫刻という。
現在の本堂、納骨堂等の伽藍は昭和54年(1979)の建立である。平成四年三月(1992) 第35世 圓譽代(えんよだい)